あたしこそが最愛最高の姫である






*過去*





出会いは中学三年生の時だった。






「あっつー」






夏の真っただ中。





しかも今年一の猛暑。






受験勉強に飽きて、外に出てみればこの暑さ。







コンマ一秒で家の外に出たことを後悔した。






「しぬーー」





でも家に帰ったところで、どうしようもない。






手でパタパタと扇ぎながら、なるべく日陰を歩く。






道行く人が、あたしをちらちらとガン見していた。






その視線ですら暑苦しい。







「クーラー、アイス、氷、南極、北極、ペンギン………」







暑苦しさを紛らわすために冷たいものを呟いてみるものの、何の効果もない。







「……あ、コンビニ」







適当にダラダラブラブラと歩いていると、目先にコンビニを見つけた。







迷わずコンビニに向かう。







でもその時……。








「最低!私のこと、名前すら知らなかったの!?」