高校生がする表情なんかじゃねぇ。
「……そう、直の言う通り。部外者は出て行ってくれる?」
誰も口を開けない。
そんな重々しいオーラ……重圧感がある。
「それにあなたの計画なんて知らないけど、あなたを暴走族の姫から落とすことがあたしの計画なの。……この意味、分かる?」
………あぁ、あの女がいつか美玲がブチギレてた女か。なんてぼんやりと思う。
「………なっ、」
「まぁ最近はあたしが何かをするわけでもなく、暴走族自体が崩れそうなんだってね?」
「……そんなことあるわけないじゃん!騎王は無敵だし、煌は……ちゃんとあたしを愛してくれてるし!!」
「……へぇ。ま、恋愛ごっこは今のうちに楽しんでたら?もう何もしなくても崩れてくれそうだからいっかなぁ…って思ってたけど。予定変更。あなたが姫って肩書きを持てるのは今のうち」
美玲はさらに深く微笑む。
ひっ、と女の怯えた声が聞こえた。
今の美玲は、容赦ない。
そして美玲はにっこりと。
「もう二度とあたし達にその姿見せないでね?眼科行かないといけなくなるから」


