あたしこそが最愛最高の姫である






そのまま蓮は紫苑と悠斗が座っている向かい側の二人掛けのソファーに腰掛ける。





あたしも座ろうと、悠斗の隣に行こうとしたけど…。






「美玲、お前はこっちだろ。」






蓮に不機嫌そうに言われてしまった。





「ふふっ。そう言われたかっただけ。」





蓮は独占欲と嫉妬心が半端ない。





別にあたしと蓮は付き合ってなんかないけれど、生徒会のメンバーの近くにいるだけで嫌な顔をする。





嫌な顔をするだけではなく、キレる。






で、生徒会以外の男とは目が合うだけでも機嫌が最悪になると言う俺様すぎる俺様。






全てが自分の思い通りにいかないと気が済まない。





ってか、全てが自分の思い通りに行くものだと思ってるし、行かないのなら無理矢理軌道修正させてしまうほどの傲慢さ。