まだまだ曖昧なところもあるものの、あたしは相手の弱みを手に入れた。
_______酷い?
_______相手のことを考えろ?
_______ただの自己満足?
__________くっだらない。
別に自分至上主義のどこが悪いの。
人間、開き直れば誰よりも強い。
そしてその強さが更に盾となり、矛となる。
それに、この学校であたしが一番________権力を持っていることは事実。
だから、だからこそ。
このあたしと同じ姫なんていらない。
あたしには生徒会がいる。
あの女には暴走族がいる。
世の中の常識とやらは世間とやらは、どちらの味方に付くのか。
頭も良い、ルクッスも完璧、しかも学校中の信頼を得ている一途に姫を囲う生徒会か。
ルックスは良いが喧嘩三昧、暴走という名の違法行為を繰り返し、時には警察にお世話になるヤンキー、しかも女遊びは激しい暴走族か。
________________生徒会でしょ。
人の心を惹きつけるのはどちらかは分からない。
暴走族には暴走族なりのプライドや世界があるのかもしれない。
でも、単純な表面を固めたがる世間は絶対に生徒会を選ぶ。
世の中というつまらない苦しい世界で上手くいきそうな、生徒会を選ぶ。
安心できる保証書つきのブランドの宝石と。
キズが入ってしまっている天然石。
みんな宝石を欲しがるこんな世界、クソくらえだ。
つまんない事なんて大っ嫌い。
でも世間も、常識も、全て破り捨てても。
あたしは生徒会をなんとしても選ばさせる。


