あーぁ。気分悪ッ。
「お前らの言ってることって
単なるひがみなんだろ…。
自分達が出来ないことを花崎さんが
出来てて羨ましいんじゃねぇの?
羨ましいだけだったら、
もっと、別な言い方あるんじゃねぇの?
お前らのやってること、
汚くねぇか?…」
なに、この男、うざいんだけど。
こんなこと言って、良い男アピールかよ。
こっちからしたら迷惑だし…。
あーぁ。みんなびっくりしてるし…
面倒だぁー。
「ごめんなさい。私、本当は花崎さんのこ
と羨ましかっただけなの。」
「「ごめんね。花崎さん!!」」
私は無視した…。
「花崎さん、嫌だったのは分かるけど…
みんな謝ってるし、許してあげなよ?」
なんなん、この男。別に嫌だとか誰も言ってないし。まず、謝ってくれとも頼んだ覚えとかねぇーし。
「それにしてもさ、翼くん優しいよね。」
「うんうん。やっぱりそうゆうところも
かっこいいよね。」
次々と女たちの声が聞こえてきた。
あの男、こうゆうの本当は狙って
いったんじゃねぇーのかよ。
まぢ、ないわ…。
チャイムがなりテストが終了した。
みんな、教室に戻っていった。
私は次の授業さーぼろ。
