もう、死んでしまおうかなぁ。
あたしの足は自然に学校でなく、町外れの廃墟となった病院へ向かう。
そこの屋上に向かうつもりだ。


『紗姫!!』

後ろから声がした。美菜の声だ。
はっとした。あたし、死ぬつもりだったんだ。

『ハァ、ハァ、待ち合わせに来ないからまた行こうとしてるのかと思った。』

『ごめんね。今日も助けてくれてありがとう。』

そう、あたしはいつもつらいと、死にたくなる…。
これ以上人に嫌われたくないから。