「君の名前、教えてくれない?」



急に問いかけられた。




『仁野星・・・』


教えるつもりはなかったのに教えてしまった。



「仁野さんか・・・。僕は、美風空」



『そう・・・もう話すことはないと思うけど一応頭に入れとく』



ゆっくりと扉に向かった。