え?
そこであたしが目にした光景。
綺麗に眠っている晴流だった。
「さ、佐伯くん、晴流は…。」
佐伯くんはハニカミながら言った。
「晴流の時間は、3年前の手術をしたときから止まった。あれからずっと、眠ってるんだ」
そんな…。
3年も眠ってるなんて…。
「晴流、あたし、来たよ?起きて?」
あたしは晴流の手を握った。
「椎花ちゃん、多分もうすぐで波子が来る時間だと思う」
波子さんか。久しぶりだな。
「椎花さん?」
背後から声が聞こえて振り返ると、波子さんがいた。
「お久しぶりです、波子さん」
「椎花さんごめんね、連絡しなくて」

