今日は、晴流とデート。 といっても、あのお気に入りの丘へ行くだけなんだけど…。 「ねぇ晴流、あたしね、晴流が初恋なの」 すると晴流は笑って言った。 「それはそれは。嬉しい限りですよ」 「何よ、それ」 晴流の初恋はいつなんだろう。 聞いてみようかな。 「晴流の初恋はいつなの?」 晴流は少し考えてからボソッと何かを呟いた。