「おい陽。このかわいいの、なんだ?晴流の彼女?いや、こんなのにこんなかわいい彼女がいるわけないよな、うん」
一人で話している晴流のおかあさんらしき人。
「未来の彼女じゃん?波子、雪村椎花ちゃん。椎花ちゃん、晴流お母さんの波子(なこ)」
晴流のお母さんはあたしの手を握るとブルンブルンふってきた。
「いやーそうかそうか。椎花さん、あたしのことは波子と呼びなさい。未来の嫁だな、うん」
「波子さん。嫁だなんてムリです。あたしは晴流が好きですけど晴流は…。」
あたしがそう言うと、
「何言ってるの!?そんなわけないじゃない!」
少し睨まれてる気が…。