「おっ、陽くん!晴流くんはいつものとこだよ」 「ありがと先生」 きっと佐伯くんはここへよく来るんだ。 そうでなきゃ、先生に名前を覚えられているはずがない。 ---ガラガラッ 佐伯くんが開けたドアの先には、静かにねむっている晴流がいた。 その横にはお母さんらしき人。 「陽じゃん。久しぶりだなー」 「波子も元気そうじゃん」 な、何この光景。