でも。 何かあってから後悔するのは嫌。 「伝えてみる。あたしの気持ち。フラレても、あたしは後悔しないと思うから」 彼はふわりと微笑んで、あたしの腕を掴んで走り出した。 「ちょっと、どこ行くの!?」 「晴流の病院だよ。先生には許可もらってるから!」 晴流の病院…。 あたしは、ちゃんと伝えられるだろうか。 ううん。 伝えなきゃいけないんだ。 晴流、あなたが目を覚ました時、君に向かって伝えてもいいだろうか。 ----キミがスキです