「は?おまえバカじゃね?」










え?











「あのさ、好きならそれでよくね?おまえさ、限界が近いと思うなら悔いねぇように生きろよ。それに、手術できるんだろ?それなら限界じゃねぇし」











陽…。











やっぱおまえはいいやつだよ。










「なぁ晴流。手術、するんだろ?もう手術はしないなんて言うなよ…。頼むから…。」












確かに、前までは手術を受けるつもりはなかった。












成功率が低いなら手術しても意味がないと思ったから。












でも、椎花と出会ってから考えは変わった。








「うけるよ、手術。まだやりたいことはある」











「ありがとう、晴流…。」











陽、ごめんな。いつも心配かけて。