次の日。 教室に入ると晴流がいた。 「晴流、大丈夫なの?」 いつもより顔色が悪いのは気のせい? 「ああ、椎花。おはよう。大丈夫、かな?」 大丈夫、とは言っても本当に大丈夫なの? 「何かあったら言ってね?」 「ありがとな、椎花」 晴流、あたし、あなたが好き。 この気持ち、伝えるときは来るのかしら? あたし、晴流が初恋なの。 この恋、大切にしたい。 あたしの気持ち、桜色。