「てか話そらすなよ」


『そらしたわけじゃねーし‥‥』


「好きなら好きって言っちゃえば?」


『何言ってんだよ‥‥出来るわけないだろ‥‥あっちには彼氏がいるんだし』


スーツ着てたから俺より大人だろうし


あっちには大人の余裕というかそんなものがあったし


「悠斗!」


誰かに呼ばれたと思い振り返ると秋人が走ってこっちに向かってきていた