「冬歌ちゃんも一緒でいいわよね?」 「当たり前っす! …っていうか、本当は冬歌ちゃんと…」 「あら、あたしはおまけなのかしら?」 「ち、ちがいますよーっ!」 みんなで笑った。 下っ端くんたちはすっごく面白くて、優しくて。 この2年半、とても大切な存在になった。 「離れなくないわ…」 冬歌ちゃんを抱きしめボソッと呟いた。 誰にも聞こえない、小さな小さな声。