「なに?冷夏、妬いてんの?」




「…っ!//」





すると、秋は振り返ってあたしの正面に
立った。




そして、あたしの身長に合わせて屈むと
頭を撫でてくれた。





「…ボタン、全部ついてるだろ?」





秋のブレザーには、きちんと全部ついていた。





あたしがつけたところも、全部ーー…。









「冷夏以外にやるつもりなかったし。」








「…あ、ありがと…。」






「ん。」







…やっぱり、あたしは秋が大好きみたい。