そういえば…あたしと涼太は2年生だから 卒業式の準備よね。 「じゃあ、秋。あたしは準備だから、 涼太と体育館いくわね。」 ほんとは寂しいけどーー…。 なんて、口に出せるはずもなく。 あたしは繋いでいた手を離した。 「…あとでね。」 そう言って手を振った時、ぎゅっと手を 掴まれた。 大きな手が、あたしの手首に触れる。 「…行くな。…涼太と、2人でなんて。」 え?と思い、秋の方を振り向くと、秋は 下を向いているが、耳が赤い。 …照れてる? ねぇ、もしかして、妬いてくれてる?