「あら、当たり前よ」 ・・・おばさんったら その時、あたしの身体が温かいものに包まれた。 「・・・おばさん」 おばさんが、抱きしめてきた。 割れ物でも扱うように、優しく、優しく・・・。 「冷夏ちゃん。冷夏ちゃんはね、あたしの大事な娘だから。いつでも、つらいとき来ていいのよ」 ・・・お、ばさん・・・ 「あ、りがとうございます」 あたしはおばさんをぎゅーっと抱きしめ返す。