冷夏side 「・・・じゃあ、いくか」 あたしと魁は玄関に向かう。 「えっと、ありがとうございました。 おじゃましました」 あたしがペコリとすると、おばさんはあたしの頭を、すっーとなでた。 「ねぇ、冷夏ちゃん」 「はい」 「・・・今、魁じゃない、大切な人がいるのよね?」 「えっ!」 ・・・なんで知ってるの 言ってないのに。