「え?なに?やなの?」 周りの子たちは、よく聞こえてなかったみたいだけど、俺には聞こえた。 俺のほうが離れてるけど、しっかり聞こえた。 ・・・なんだろう。 嬉しすぎるし、ほっぺたが熱くなる。 っていうか、冷夏は俺の存在にまだ気づいてないのな。 「冷夏」 俺はその場から冷夏を呼んだ。