しばらく、おばさんはあたしの体をポンポンしてくれていた。 「・・・冷夏、泣き止んだか?」 魁が横から顔を覗かせる。 「うん、大丈夫よ。 ・・・おばさん、ありがとうございます」 「いいえー」 そう言って笑うおばさんを見て、あたしはふとあることに気がついた。 「・・・・・・おじさんは?」 ・・・見当たらない。 首を傾げるあたしを見て、魁はそっとあたしの手をひく。 「こっちだよ、おいで」 あたしはその手に誘われるまま、奥へと進んだ。