そう思ってため息をつきそうになった時…
『けど』
秋の力強い声が聞こえた。
『どこか行って話すなら、
俺が、帰ってから行けよ…?
午前であがるから』
「え…?」
少しは、心配してくれてると思ってもいいのかな?
『言っとくけど、
俺、余裕があるわけねぇから。
余裕ないよ、魁さんに冷夏を取られちまいそうで。
けど、自然消滅みたいになってるんだ。
…そのままってわけにもいかねぇだろ』
秋…。
やっぱずるいわね、秋って。
「ずーっと、秋のそばにいるわよ」
あたしを、こんなにドキドキさせるんだから。
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