「あったりまえやないかー!」 涼太がそういうと、みんなニカッと笑って見せた。 もちろん、雨斗はのぞいて。 そしてーー… 「おー!冬歌ちゃん元気してたー? おいでおいでー!」 春斗はそう言いだし、手を広げ屈む。 これは…俺の胸に飛び込んでこいっていう春斗のメッセージね。 …春斗なんかに、冬歌ちゃんが飛び込むわけーー… 「えぇ!?」 そんなわけないと思ったのに、冬歌ちゃんは走り出していた。