そんなあたしたちを見て海くんは少し複雑そうに微笑む。
「そっか。2人は本当に想い合ってるんだね。冷夏ちゃんが幸せそうでうれしいけど、うーん。複雑だ」
海くんはそう言ってへにょっと笑った。
「…俺、誰より冷夏を幸せにするんで」
秋が一歩前にでる。
…なんか、はずかしいっ…!
そんな秋を見て海くんは目を丸くする。
「あははは!俺は冷夏ちゃんのお父さんではないんだけどね。
…けど、俺からしたら大事な妹だから。
…本音を言うと、まだグダグダあるんだけど、…けど、今日認めたよ。
俺は、冷夏ちゃんの選んだほうでいいと思う。もちろんそれが、魁じゃなくても、俺は応援するつもり。」
…海くん…。
「…そろそろ時間じゃない?
…じゃあ冬歌ちゃんはあずかるね。
帰りはあがっていってね。」
…そう言って手を振る海くんに、あたしは懐かしく思いながら冬歌ちゃんを預けると、小学校に向かった。



