【続】子持ちな総長様に恋をしました。






あ、お決まりのような、方向音痴ですってことはないわよ。




そんな細かいとこまでは読めないけど、ある程度なら行き着けるわ。






「あ、こっちの通りじゃねぇか?」



あたしと冬歌ちゃんの腕をひく秋。




この瞬間、あたしはいつも思うの。


あたしたち3人って、家族みたいだけど、
あたしと秋って。

まだ恋人よね?

…カップルらしいこと、したかな?って。





けど、そんなあたしの考えはすぐに吹き飛んだ。



…だって、あたしの手だけ恋人つなぎってやつなんだもの。




どうしよう。

嬉しくて、にやけてしまう。




…ちゃんと、恋人同士に見えるかしら。



あたしはぎゅっとその手を握り返して、
秋のあとをついていった。