「海のところ、いってきな」
魁に背中をおされ、あたしは総長室の奥へと入る。
そこには、雑誌を寝っ転がって読んでいる海くんの姿が。
さっきの引退式でも思ったのだけれど…
なんか、すっごく大人っぽくなった。
って、あたしが言うのも変ね。
あたしは思い切って話しかけてた。
「…あの…」
「俺さー、女にきょーみないから
他当たって、うん。よろしく。」
……は?
あー。男目当てで来た人だと思われてるわよね?きっと。
女にきょーみないから。とか。
前の海くんじゃ想像できない。
っていうか、雑誌から目を離さない。
…あたしの方ちょっとは向きなさいよ。
久々なんだから。



