高校生の現実っ!





いつの間にか、2時を過ぎていた。



『約束は2時』って言い出した本人は、ぐっすり寝ている。



イヤホンを外し、2人でみんなを起こしていった。



1人、また1人と起きてきた。



まだ真っ暗なのに、おはようの挨拶を交わす。



寝ている人を踏まないように気を付けて、自分のカバンからお菓子を取り出す。



みんなが起きて、各々が買ってきたお菓子を持って...。



「「「「「菓子パーティ!」」」」」



深夜の異常なテンションで、みんなでお菓子を食べる。



「こんな時間にお菓子食べたら太るね〜」



「ええじゃん、体重気にするよりも、思い出作りの方が大事じゃろ!」



暗闇の中から会話が聞こえる。



本当に真っ暗なので、隣に座っている友達の顔さえも見えるか、見えないかって感じだ。



だけど、声質で誰がしゃべっているかは見当がつく。



だんだんお菓子の量が減るにつれて、眠たくなってきた。



まだまだみんなはしゃべっているけど、ごめん、もう無理!



こうして、2日目の夜...っていうか、3日目の明け方は過ぎた。