そうか…百樹君好きな人いるのか




誰だろ…、私にあまり関係ないけど、




「そこで何してるの、すずめちゃん。盗み聞きはよくないんじゃない?」




どうやら私は百樹君にバレていたらしい…




「あ、いや盗み聞きとかそんなんじゃなくて!!、たまたま!たまたま見ちゃって!」



「うん、知ってる」




百樹君は私の反応を見て笑い始めた。




「百樹君ひどいよ…」



「ごめんごめん」



と、私の頭をなでながら謝る




あれ?でも私と百樹君が離れたのは1時間前




なんでこんな時間までいるんだろう…?




「ねぇ、百樹君」



「ん?」




まだ私の頭をなでながら返事をする百樹君