結局百樹君とは、そのあと話すことなくお昼になってしまった。
なにさ、またあとでって言ったのに…
楽しそうに女の子と話しちゃってさ…
百樹君しか話し相手いないのに、誰とお昼ご飯を食べればいいのか…
教室でオロオロしていると、教室のドアが開いた。
「すずめちゃんいるー?」
「あっ、せんぱ『きゃぁぁぁぁああ』」
女の子の悲鳴に私の声はかき消されてしまった。
先輩の周りは、女の子でいっぱいになって近づけなかった。
「俺は、すずめちゃんに用があるのー」
先輩がそう言うと女の子たちは渋々先輩から離れる。
「なんですか?」
「お昼一緒に食べよ〜」
先輩と昼ご飯…
お、女の子から変な目で見られないかな…?
「朝さ、図書館に来たあいつ紹介するからおいでよ」
「…..わかりました」
「ではでは行こうではないか!」
先輩に腕を掴まれ、使っていない教室に連れていかれた。

