そう思ってつい、百樹君の頭を撫でてしまった。 「え、え、なに!?」 「あ、ごめん…なんか犬に見えて…つい」 髪の毛ふわふわだったな…もふもふ? なんか、犬っぽい。 「犬ね…そっか!」 「ご、ごめん」 「え?いいよいいよ全然!」 百樹君と話していると学校についた。 私たちが教室に入ると誰もいなかった。 「誰もいないね…」 「まだ早いからね、俺陸上部の見学に行くからまたあとでね!」 「うん…!」