「え、俺らがいんじゃん」 当たり前のようなレオの言葉。 「みんなで回して食べれば、制覇できるよ」 ケイタが真顔でOKサインを作ってくれる。 じゃあ、 「好きなもの、食べていいの‥?」 「お前は、制覇したくねえのか?こいつらを」 カナタが指差す方向にはたくさんの屋台。 そこから香るおいしそうな匂いにつられるように 「したい!全部食べたい!」 「んじゃ、まずはあいつからだな」 レオがもうダッシュで列に並ぶ。 「マーナー!早く来いよー!」 手を振るレオに駆け寄る。