「好きとかじゃない。
 心配なんだよお前が」



俺はいつまでたっても素直になれなかった。



君が抱えてるものがでかすぎて、怖かった。




小さく細いその体で、あんな大きなものを
背負っていたきみは強かったのかもしれないけど




きっと、きっと怖かったんだろう



だから平気で、自分の命を危険にさらすようなことばかりしてたんだろう。