そして私たちはご飯を食べ終えた。

「あ、一応俺の親に挨拶に行っとくか。
いいか、柚真?」

「そうだね。挨拶に行かないとね。」

「じゃあ行くか。」

そう言って私たちは愁の実家に向かった。

愁の実家はすごく大きかった。
やっぱりお金持ちなのかな?

「親父ー、お袋ー、ちょっといいか?」

愁のお義父さんとお義母さんがでてきた。
2人ともすごく優しそうな感じがした。

「初めまして、相田柚真です。」

「柚真ちゃーん!久しぶりね!
貴方が赤ちゃんの時以来ね!
可愛くてなったわねー♪
柚真ちゃん砂月にそっくりね♪
雰囲気は陽祐さん似ね♪」



斎藤 紅音(サイトウ アカネ)さんと

斎藤 悠吾(サイトウ ユウゴ)さん

愁のお父さんとお母さん。




...あ、そっか。お母さんと親友
なんだもんね。私って本当に
お父さんとお母さんに似てるだな。


軽く挨拶をして私たちは家に帰った。
あー今日は疲れたなー。愁の弟さんに
会ってお義父さんとお義母さんに
会って。でも本当に2人とも優しそうな
人だったなー。


「柚真ー先に風呂入ってこいよ。」

「わかったー。」

お風呂に入りソファでうとうとしてて
いつの間にか寝てしまっていた。
私は夢をみた。とても幸せな気持ちに
なる夢。とにかく幸せな夢。
私と、旦那さんと、私たちの子供と
仲良く笑って暮らしてる夢。だけど
旦那さんと子供の顔がわからない。
でもとても幸せな気持ちになる。

満たされてる感じ。