「ごめんね、柚真ちゃん。愁を返すね♪」

「待たせたな、柚真。」

「ううん、大丈夫。もういいの?」

「あぁ、じゃ次行くか。また来るわ。」

「櫂さん、ありがとうございました。」

「またのお越しをお待ちしております。」

櫂さんがそう言うと私たちはお店を出た。



「愁、次はどこ行くの?」

「もういい時間だから、夕食でも
食べに行くか。」

「やったー!ご飯だぁ♪」

正直お腹が減ってた私。ついはしゃいで
しまった。気付いた時には
もう遅くて愁がこっちを見ながら
笑っていた。急に恥ずかしくなった私。
ちらっと見たら優しく愁が微笑んでいた。