秘密のプリンセス

「でも、いいじゃないか。僕らもバスケだしさ。」

 みんなは運動神経いいから…

「えぇー、チビチビもかよぉ。」

 何!葵、その言い方、滅茶苦茶傷つく。

「チビチビって小さいし。負け、決定だし。」

「な、なんだよ。」

 もぉ、そんなこと言うなら他のスポーツにするよ。

「体育委員さん、俺、サッカーに移る。」

「優日、気にすることないって。」

「うぅん、俺足腰のほうが強いから。」

 サッカーなんてそれほどやったことないけれど。でも、空手や剣道、それに、柔道をやっている私だからきっと大丈夫よね。

「ちょっと、葵、優日に謝りな。」

「うるさいな。事実を言っただけだろ。チビがバスケなんて、そもそも足手まといだし。」

 ズキッ!

「…優日を馬鹿にすると僕、怒るよ。」