~十分後~

「優日ちゃん、着いたわよ。」

 え、私いつの間にか寝ちゃったの。

「母さん、ここは…どこ?」

「ここ?竜ケ咲学園よぉ。」

 えっ‼竜ケ咲学園って男子校じゃない。

 まさか、まさか、私これから男子と暮らさないといけないの!?

 もう、死にたい・・・・

 私は心の中で叫んだ。

「母さん、私もアメリカに…」

「いやよ。」

 即答だった。

 母さんひどすぎる。私はまた、強引に引っ張られて理事長室に連れて行かれた。

「マサ君、はいるねぇ。」

ま、マサ君⁈理事長をそんな風に呼んでいいの!?