『『『『優日、好きだ!!!』』』』
 あの告白のその日。
 もう、顔が真っ赤。さっきの言葉がずっと頭の中で鳴り響く。
「優日。」
 低音ボイスのこが聞こえる。
 奈々都だ。
「な、な、な、な、なんですか?」
 もう、変な言葉になってしまった。
「そう、硬くなるなって。」
 いや、無理無理。
「ところで、優日はさ・・・・・」
 私の髪を優しくもつ。
 ドキッとして、体が反応する。
「誰が、好きなの?」
 なんていう。
 困った。とてつもなく困った。
 そんな質問されたって答えられない。
 意識したことがないからさ。