「眠り姫だね。まるで」
点滴が始まってから美桜はずっと眠っていた
「ここに来るまでの間もずっと眠ってました」
「熱もそんなに下がってないし、夜中魘されたりしていない?」
「昨日はあまりに苦しそうだったんで何度か起こしたんですけど」
多分襲われた時の夢を見ているんだと思う
「今は眠れるときに、好きなだけ寝かせてあげて。カウンセリングも手配しておく」
「……はい」
点滴が終わっても眠ったままの美桜を抱き上げ、来たとき同様裏口から駐車場に出ると、大地に扉を開けてもらい、助手席に座らせた。
「ありがとうございました」
「何かあったらまた電話くれればいいから」
「はい」
ゆっくりと発信した車は来た道を戻っていく。信号待ちのたびに美桜の様子を確認しながらマンションへと走っていった。
点滴が始まってから美桜はずっと眠っていた
「ここに来るまでの間もずっと眠ってました」
「熱もそんなに下がってないし、夜中魘されたりしていない?」
「昨日はあまりに苦しそうだったんで何度か起こしたんですけど」
多分襲われた時の夢を見ているんだと思う
「今は眠れるときに、好きなだけ寝かせてあげて。カウンセリングも手配しておく」
「……はい」
点滴が終わっても眠ったままの美桜を抱き上げ、来たとき同様裏口から駐車場に出ると、大地に扉を開けてもらい、助手席に座らせた。
「ありがとうございました」
「何かあったらまた電話くれればいいから」
「はい」
ゆっくりと発信した車は来た道を戻っていく。信号待ちのたびに美桜の様子を確認しながらマンションへと走っていった。


