【完】3ポイント・ホームラン!~夏空の下、貴方に伝えたい~

うちの高校のバスケ部はゆるいから、日曜は必ず部活は休みで、奏は日曜に近所の公園でダンスチームの仲間と一緒に踊って楽しんでいる。


「そうか。学校でしない約束ならいいけど」


そうストローでコーラを飲みながら、苦い顔をする太一が面白すぎて笑ってしまう。


「何?」

「いや、お父さんみたい」


クスクス笑うと、困ったように坊主頭を撫でた。


「じゃあ、探そうか。予算は?」


「あーん。今月もう洋服買っちゃってピンチなんだよね。2000円ぐらい」

「うん。それぐらいで大丈夫だろ。俺は多めに出せるし。うん。決まりだね」

そう言うと、五つ目のハンバーガーを平らげる。

私はまだ三口しか食べてないハンバーガーを急いで食べて、同じタイミングで食べれらる様にと、ペースを合わせた。