「格好を真似したところで変らないなら、あんたが変るしかないじゃん」 ズバズバと痛いところばかり言う唯は本当に頼りになる面、色々と酷い。 「た、例えば?」 「そうねぇ。わざと扱けて抱きついてみたり、押し倒してみたり?」 「唯に聞いた私がバカだった」 そんな色仕掛け、私がしたところで全く効果ないもん。 「早く、どっちか楽にしてやんなさいよね」 一口で、焼きそばパンの半分を口に入れた唯がそうニタッと笑った。 「どっちか?」 その意味は? 聞き返したのに、黙ってパンを平らげた。