【完】3ポイント・ホームラン!~夏空の下、貴方に伝えたい~


バスケが出来ないわけじゃない。でも限界までは出来ないし今までみたいな練習はできない。
私はそっちの方が辛かった。だったらきっぱり辞めたかった。

「お待たせお待たせ」

奏がいつのもおどけた口調で戻ってきてくれたから、ホッとした。

奏の手には、皆の、――椎田さんの分もちゃんとジュースがあった。なんだかんだ言って二人は結局優しいンだ。

じゃあ、私も向き合うしかないよね。


「椎田さん、呼んでくるよ」

ちゃっと心配げな二人の顔が嬉しいけど、私はトイレから出てこない椎田さんの元へ向かった。