【完】3ポイント・ホームラン!~夏空の下、貴方に伝えたい~



「お兄ちゃんですか」

「うん。私、ガサツだから繊細そうな太一君って合うと思うんだよね。今はスターで忙しいけど甲子園終わったら久しぶりにメールでもしてみようかな」

「でも、良いですね。四人でWデートとか出来るし」

わいわいきゃっきゃと二人が盛り上がる。

そうだよね。いつか太一が彼女を作るとしたら、唯みたいなサバサバした子なら良いかもしれない。


たかが幼馴染のくせに誰かに捕られるののが嫌なんて我儘過ぎる。

「あ、奏くんだ」

「え?」


美緒ちゃんが、外を指さすと、奏が向かいのカラオケ店から出て来る所だった。

テスト前にカラオケとは、アイツ余裕だなって人の事も言えない癖に思ってしまっていると、奏の隣に綺麗な女の人が立っていた。


大学生ぐらいの、ワンピースを綺麗に着こなす女の人が、


奏の腕に自分の腕をからませた。