【完】3ポイント・ホームラン!~夏空の下、貴方に伝えたい~





「じゃあ、自分で縫いつけなければいけないから、帰るな」

「頑張れよ~」


奏が早く出て行けと背中に手を振ると、太一は振り返った。


「二人は真面目に勉強しなきゃ、テストの順位落ちるぞ」

やっと、冗談めいた笑顔を此方に向けて。


「あの野郎。余裕ぶっこきやがって」

「仕方ないね。頑張ろう」

少しホッとして、少しだけ残念だったけど、太一のおかげでその後はいつも通りテスト弁償ができた。



今は、以前よりも三人の距離に寂しいと思う事は無くなったけれど、


太一との距離は少しだけ遠くなった気がして心が痛かった。