4月になり入学し高校初日。


「緊張するなぁ〜…。」
私は、桜が舞う外を眺めながら呟いた。


「涼、中学校入学の時もんな事いってたぞー。」


そんな私を見つめながら、親友の川森朱理(かわもり あかり)ちゃんはだるそう言った。


「だって〜……。」

私はそう言いながら、目線をずらした。


「何見てるのよー?。」


朱理ちゃんはじーっと私を見た。


そんな朱理ちゃんが話してる時に、遠くに居たある人と目があった。


「あ、あわわわっ⁈。」


私はびっくりして、奇妙な声を出してしまった。


「どしたー?(笑)涼、何か変だよー?。」



朱理ちゃんがびっくりした様に私を心配してる…。



「な、な、なんでもないのっ!!。」



熱い!熱いよ〜っ!顔が、お顔がーっ!



「あの?…。涼さん?バレバレですけど?。」



朱理ちゃんはそう言って、私をにらんだ




「ごめんなさい〜…で、でも!私もよくわかんないの!。」



この気持ちはなんだろう。温度が急上昇して、すっごくドキドキする、不思議な感覚。



「もうー。涼は昔っからよくわかんないんだから…。」



朱理ちゃんは呆れた様に言った。