ミステリークローズ

と、その時。



プルルル、プルルル、プルルル……



「「!」」



第3係の全員が顔を上げた。



ガチャ



浅田警部補が受話器をとる。



「はい、浅田です。」



少し間が空き、



「はい…はい…」



浅田警部補はメモをとりながら応答している。



「わかりました。」



ガチャン



そして受話器を置き…



「殺人だ!身元不明の遺体が見つかった!場所は……」



と、このように事件は始まったのだった。