【最初と同じ、your side】



「はぁ…」



矢田野が一つ、深いため息をついた。



「どうした、つれない顔して…」



高野が話かけてきたのにたいして、矢田野は、



「……………………………………」


無視して通りすぎた。



「ったく……これだからな…」