大翔「涼、おはよー」



こいつの名前は、



田中 大翔 tanaka hiroto 28歳。



俺と同じ呼吸器内科に務めている。



こいつとは、○○大学医学部のときの



同級生だ。



自分のことを素直になんでも話せる



唯一の親友だ。



涼「おはよー」



大翔「これから朝の回診か?」



涼「あぁ…」



大翔「ってなんか元気ないな、瀀ちゃんのことか?」



大翔は、俺と瀀が付き合っていることを



知っている唯一の人だ。



他に俺らのことを知っているのは、



大翔の彼女であり瀀の親友の、



山本 梨緒 yamamoto rio ぐらいだ。



彼女もまた喘息を持っており



主治医は、大翔だった。



涼「まぁな」



大翔「瀀ちゃんがアメリカに行ってからもう6年も経ったんだな。まだ帰ってこないのかな?」