トライアングル2

目が覚めると、ソファーに座った直に

抱かれていた。


「お目覚めか?」


「寝てた?」


「速攻で…疲れたんじゃん?

いたずらしても全く起きなかった」


「え??何したの?」


「ひみつ~♪」




いきなり直は私を抱っこしたまま

立ち上がって、バスルーム入った。



湯船に入りながら、まったり。




「鈴の手紙…親たち笑いながら泣いてたな」


「うん」


「てか兄貴が号泣してて、びびった」


「うん…それだけ思い出がいっぱいだからね」


「そーだな」




直は私の気持ちを察したように抱き締めて

くれた。