トライアングル2

私がそっと直に近付くと、目を瞑ったまま

なのに、手を伸ばして私を引き寄せた。



「今でも…いいよ…?」


「え!?」



直から引き離されて、顔を覗き込んできた。



「昨日の分…でしょ…?」


少し照れながら、囁くと直はにやっと

笑った。



「鈴…」



引き寄せられるように、唇が重なった…


お互いの体は隙間がないくらいに

引き寄せ合い、キスがどんどん深くなる。



直が私の上に覆い被さってきて、直の指先が

私の体をやさしく触れて…



幸せな時間を堪能した…



「直…大好き…」